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隆 慶一郎先生の鬼麿斬人剣

みなさんは、花の慶次という漫画を御存知だろうか?。30代の人は知ってる人も多いのではないだろうか?。画が北斗の拳でおなじみの原哲夫先生ということもあって、当時の大人気漫画の一つではないかと思う。また最近はパチンコにもなってるので、そちらの方面でも有名かもしれない。

 
さて、この花の慶次だが、原作は一夢庵風流記という歴史小説で、隆慶一郎先生という小説家によるものである。一夢庵風流記は、原作なので当然だがほとんど花の慶次と同じ話しである。一部違う所があり少年漫画で再現するための配慮がうかがえる。
 
さて、そんな隆慶一郎先生の作品だが、最近の私は隆慶一郎がマイブームで、色々な隆慶一郎先生の作品を読んでいる。最近読んだのが今回のタイトルの鬼麿斬人剣だ。
 
鬼麿斬人剣の簡単なあらすじを紹介すると、主人公の鬼麿は、名工清麿の弟子である。清麿は死ぬにあたって、弟子である鬼麿に遺言を託す。それは、清麿が生きている間に作った出来の悪い量産品の刀を全て見つけ出し叩き壊して欲しいというものだった。
 
清麿は名工であるとともに、自分の仕事に関しては、大変に誇り高き男だった。だから自分が生活費の為とはいえ、旅の中で作った量産品の刀が許せなかった。だから、その量産品の後始末を、愛弟子である主人公の鬼麿に依頼する。
 
鬼麿はその遺言を引き受け、師匠のつくった刀探しの旅にでた、というのが本書、鬼麿斬人剣の主なあらすじである。
 
鬼麿斬人剣は、時代小説物の醍醐味である戦闘描写の面白さもあるが、刀を探す過程の推理要素や、刀を見つけ出しては、亡き師匠の偉大さに改めて感心する鬼麿と清麿の心の繋がりを描く小説でもある。刀を通じてわかりあう師弟の繋がりが心地よい読後感を与えてくれる時代小説である。
 

 

鬼麿斬人剣 (新潮文庫)

鬼麿斬人剣 (新潮文庫)

 

 

一夢庵風流記 (集英社文庫)

一夢庵風流記 (集英社文庫)